最初に言っておきます。
ライフオーガナイザーの本や、ネットで検索をすると、どこもとても素敵な写真です。
収納用品をそろえたり、そもそもベースがとてもキレイ。
ここのページに載っているのは、ライフオーガナイザーの片づけとはちょっと違うと思います。
私の片づけの一部です。
特に古い家に住んでいる人、あまりお金をかけたくない人にとって、参考になったらいいなぁ~と思います。
では、よかったら読み進めてね(^^)/~~~
実家の片づけがどんな感じだったか、こちらへ書いていきたいと思います。
2019年~片づけを始めました。
この市営住宅は、私が小学2年生の時に引っ越してきました。
あれから43年・・そう、築43年ってことです。
この時で母が亡くなって9年経っていました。
母の洋服や着物はほとんどなかったのですが、物はたくさんありました。
片づけをしつつ、終わったところから順番に模様替えをしていきました。
父の部屋
最初に片づけたのは、父が寝ている部屋です。
ケガをしないように、床の物やお膳の下や上に置いているたくさんの物を片づけました。
でも、父がいるので、この時はゴミとわかるもの以外は捨てたりせずに、父の使いやすいことを一番に考えて片づけました。
父の部屋だったのでその時の写真はほぼ撮っていません。
撮っていたら良かったですね。
写真はafterです。
私が子ども頃に妹と使っていた二段ベッドがあり、父はそのベッドの下段を使って寝ていました。
そしてベッドの上の部分には、たくさんの荷物が置かれていました。(トイレットペーパーとティッシュペーパーの在庫もたくさん乗ってました!)
二段ベッドは壊れそうになっている部分もあり危なかったので、ケアマネジャーさんに相談して、介護ベッドを借りる事にしました。
なんと、無料で二段ベッドを処分してくれるという事で、この事は本当に助かりました。
物を片づけるのは一人で出来ても、どうやって二段ベッドを処分しようかな・・業者さんに頼むしかないかな・・と思っていたので。
介護もしやすい介護ベッドを借りる事ができて、とても嬉しかった事を覚えています。壁も掃除したけど、長年の汚れはなかなか取る事が出来ませんでした・・
この部屋も今は娘が使っていて、だいぶん模様替えもしたので、またその写真もどこかでUPしたいなと思います。
父はアルツハイマー型認知症という事もあり、母が亡くなった後、知らない間に、通販などでたくさんの物を購入していました。 良く見るテレビ通販の商品のほとんどが、家にあったように思います。 健康器具も色々あったし、一番たくさんあったのは、サプリメントでした。 知らない間に、定期購入になっていて(いえ、本人が契約しているので知らない間ではないのですが、でも、電話がかかってきて上手く話をされて、定期購入になっているパターンがどれほど多かったか・・)
迷子になってから、アルツハイマーという事がわかったみたいで、それまでは、どの程度分かって色んなものを購入していたのかは分かりません。 自分のお金だし、寂しいから買い物をする、通販会社との電話が楽しかったのだと思います。 だいぶん解約とかしていたようですが、それでも私が帰ってきてからも、通販業者からの電話はとても多かったです。何かが届くたびに電話をして解約して、カタログが届くたびに電話をして、何か契約していないか確認して、もししていたら解約の手続きをしてというのを、最初の1年は繰り返していました。
ちなみに、若い頃の父は、とても怖かったです。 私はそんな父と大喧嘩したことが一度あります。 その事がきっかけで、片づけるという事に興味を持っていったのだと思います。 その事もまたどこかでお伝え出来たらなーと思っています。
2022年10月に父は93歳でこの世を去りました。 結局私は父に何が出来たんだろう・・と思うけど、今、私がこの世に生きている事に、命を頂いた事に感謝の気持ちを忘れずにいたいと思います・・・
リビング 壁
そして、次に片づけた場所は、ごはんを食べたり、日中は父が一番いる場所だしと思い、この時は最初の日に兄に手伝いに来てもらいました。
もし、要る物があれば持って帰ってもらおうと思っていたのですが、兄からは、「お父ちゃん以外は全部捨てて大丈夫やでー」と言われ、二人でどんどんゴミ袋に入れました。
ゴミ袋、今までに捨てた数はたぶん100袋以上になると思います。
もちろん、一度にそんなにたくさん出したわけではなく、2年ほどかけて少しずつ片づけていきました。
一緒に住んでいるから出来る事ですね。
それでも、物と向き合うのがこれほど精神的にしんどい事と思いませんでした。
自分が購入していないので、ほぼ新品のものだけど(一度は使った形跡があり、でも使えるのか、壊れているのか? なかなか上げたり売るとかの判断もつけられません。)、そういう物の処分が一番辛かったです。
別のページで、処分するのに大変だった、困ったなと思ったものをUP出来ればと思います。
この時は要らないモノたちと、“ありがとさん”(今までありがとうという気持ちで、モノとお別れする事)して、貼ってはがせる壁紙やシートやジュウタン、布などで模様替えをしていきました。
この後ずっとここに住むとは思っていないのですが、住んでいる間は少しでも心地よくという思いで替えていきました。
茶色い薄汚れたくらい感じの壁が嫌で、どうしようかと考えたところ、貼ってはがせる壁紙がけっこうあることをしり、貼ってみました。
ずれても、簡単にやり直しがきくので、一人でもなくとか貼っていくことができました。
今はもっと種類も多いように感じます。
簡単に模様替えができるので、いいですよね。
リビング ふすま
ふすまにも、壁紙用のシートを使いました。
今なら全部白のふすま用シートで変更すると思うのですが、この時はふすまにそのまま貼ったので、前のふすまの色が見えても分かりずらいように、白樺柄にしました。
なんとか一人で出来ました!!
リビングのゴミ袋がたくさん出ていた部屋がこんな風になりました。
この後も天井に布をつけたり、お膳を置いたりしました。
この時点では、まだ押し入れの中や他の場所に色々なモノがあります。
天井
この天井、古いですよね。
でこぼこなので、雑巾で拭いたりの掃除も出来ないのです。
私は、アスベストの事が気になって、来た当初にすぐに問い合わせをしました。
バーミキュライト(ひる石)が吹き付けてあるが、大阪府でも検査をしており、ここはアスベストを含んでいない、との事でした。
はがれているので、心配です。と相談したのですが、こちらでも何もできない、と言われました。
自分で業者に頼むしかないということです。
調べましたが、これもかなり大変で、部屋の荷物を全部出さないとダメだし、費用も高額です。
いつまで住むか分からない場所に、どこまでやればいいのか悩みました。
色んな人に相談もしてみましたが、やはり、業者に頼むしかないという感じでした。
ただ、普通のクロスを貼れる場所ではないので、最初にこのふきつけてあるのを取って、そこからの修理になるようで、その間、どこに住む? 荷物は? すべての場所の天井となるとめちゃ広いよ・・
皆どうしているか、検索したけど、自分のやりたい事は載っていなく、考えに考えたあげく、『あっ、布を貼る?!』と、浮かびました。
出来るだけ軽い方がいいので、ガーゼの1番薄いものを13m購入(1万円ほどでした)
天井の四隅を強力両面テープで貼っていっています。
なので、天井部分と布はあたっていません。
一人でやったのですが、大変でした。
布のたるみがあると下がってしまうので。
リビングともう二部屋あるので、3部屋の天井に布をつけました。
たるみが出ている部分もあるけど、これ以上の案が私にはなかったので、とりあえず満足しています!!
(最初白いペンキを塗ったらどうかと思い、塗ったのですが、ペンキの重みで逆にはがれてくる部分があり、これは失敗でした( ;∀;))
もう一つの部屋
この部屋は、大型家具があるのと、地震対策でタンスが倒れないようにしているので、動かすことが出来ません。
この時は父もいるので、あまりモノを処分する事はせずに、圧迫感のあるこのタンスもガーゼでカーテンのようにかけて見えなくしていました。
ずっとベッド派の私でしたがこの家ではお布団を毎日出し入れしていました。
そしてこのタンス二つは父が亡くなったあと、“ありがとさん”(今までありがとうという気持ちで、モノとお別れする事)しました。
申し訳ない気持ちがとてもあったのですが、私がこの家を出る時に持って行くことはないと判断、その時に大変な思いをするより、今 私が動けるうちにと思い、さよならしました。
その時の部屋の写真です。
このベッド、下にはスクラップ編でも写っていた、スチール製の引き出しラックを5個並べているんです。上にすのこを敷いて、すのこベッドにしています。
収納も押し入れしかないので、この入れ物が助かっていたのですが、今は中の物も整理して、スチールラックもさよならしました。
右側は、書類や本などが入っています。
見えるので、これもガーゼ布をかけています。
そして、大好きなハンモックをここでよくやく買う事が出来ました。
狭くて無理かなと思っていたのですが、良い感じの大きさ、しかも白色があり、購入しました。
今はまた少しこの部屋も変化しています。
住んでいると、色々と変化していきますよね。
今できる、自分らしさでやっていけたらいいかなと思っています。
いつか、海が見えるところに住みたいなと思っていますが、それはまだ先かな・・・・